10月15日、17時から人気企画「🛫あがほの旅ここ会🚃」が開催されました。
電車好き(いわゆる「てっちゃん」)や旅好きが集まって、旅先での体験や、土地に関する知識を共有する旅ここ会。
今回は、参加者が全員男性という珍しい会となりました。
参加者はいずれもあがほ考琲の常連で
- Iさん(鉄道に乗るのが好きな「乗り鉄」)
- Yさん(乗り鉄でもあり、発車音などにも詳しい「音鉄」でもあります)
- 管理人(鉄道には全くの素人)
そして、マスターという4人でスタート。
男性ならではの濃い旅話が展開されていきます。
旅のプロIさんに異変が?
常連さんが入店してくると
「はじめまして😀Twitter、あ、いや、Xを見てきました」
という小芝居から入ることが多いのですが、Iさんが入店してきたときに一同の目を引いたのは、Iさんの右ひざに着けられたサポーター。
短パンにワラーチ(草履を現代風にアレンジして強化した履物)がトレードマークのIさんが、サポーターをしている。
会のスタート前で、他の常連さんもいた店内はざわつきます。
過密日程ゆえの代償か
Iさんは8月から9月にかけて、毎週末「青春18きっぷ」を利用するなどして、北海道から中国地方まで各駅停車を乗り継ぎ旅をしていました。
目的は「素顔の店を応援する」こと。
騒動の中、不要な「カンセンタイサク」を一切せずに営業を続けてきた各地の飲食店へ、実際に行って食事をして応援したいというIさんの行動力。
X(旧Twitter)の投稿を見て
自分にはまねできない
管理人も感心するしかできません。
ただ、行動力があるIさんも、それなりに年齢を重ねていて、しかも、10月に入ってから急激に気温が下がり体調を崩す人も多い時期になりました。
いくら頑丈なIさんの体も、さすがに悲鳴を上げたようです。
前も同じことがあったし、大丈夫ですよ
Iさんが事も無げに話す様子に、Iさんらしいなと思ったのです。
体と相談することの大切さ
この時期になって体調を崩す人が多いのは、別の原因もあることをごく一部の人は知っています。
しかし、大部分の人は「別の原因」に気付かずに
「この歳だから」
「健康診断でも要注意になっていたし」
体調が悪くなる原因を考えようともせずに、調べようともせずに、常識や「専門家」の判断を信じ込んでしまいます。
過度に敏感になることはありません。
ただ、「どうしてなんだろう?」と疑問を持てなくなっている人が多いのには愕然としてしまいます。
Iさんは「気づいている人」なので、今回のケガはおそらくオーバーワークが原因なのでしょう。
とはいえ、Iさんの様子を見て、自分の体と相談して行動する大切さを改めて考えました。
温泉好きには受難の時代!?
IさんやYさんの旅話は、いつ聞いても知らないことが出てくるので
そんなことも知ってるのか
と感心することばかりです。
Iさんのひざの状態に関する話や、最近の旅話がひと段落すると、お決まりのように、Iさんは辞書サイズの分厚い時刻表を取り出して
今度はどこに旅します?
と私に尋ねてきます😅
管理人の旅をアテンダント!?
最初に出てきたのは「伊豆」。
IさんやYさんから、過去に熱海や下田など伊豆半島にあるお店や宿の話を聞いていたのですが、管理人は伊豆半島を回ったことがないのです。
正確に言うと、熱海の近くにある「来宮神社」に、10年以上前に友人に連れられて参拝したことがあるだけ。
それ以来、伊豆半島には一度も行ったことがありません。
リゾート21は普通車の料金で乗れるし、東海道線で行けば案外近いですよ
Yさんから提案が。
リゾート21とは、伊豆急行が運航している「熱海~伊豆急下田」を走る全席自由席の電車で、「黒船電車」「キンメ電車」の2種類があります。
伊豆急2100系 地域プロモーション列車
~Izukyu KINME Train~(3次車)
伊豆急2100系 黒船電車
(4次車・リゾート21EX)
(写真は伊豆急行ホームページより引用)
確か、仙豆飯店も伊豆ですよね。泊まってみたいんですよ
泊まったことのあるYさんは、お料理の美味しさや、朝早くにわとりに起こされたことなどを話してくれました。
何といっても魅力的なのは、化学調味料を使わない中華料理のコース。その一部をご紹介。
伊勢海老のチリソース煮
フレッシュトマトのチリソースに伊東港水揚げの伊勢海老の味噌が絡んだ仙豆飯店ならではの伊勢海老の姿造りチリソース煮です。
国産豚肉の四川麻婆豆腐
リピーターに一番人気
黒い三年熟成豆板醤の四川麻婆豆腐。 ひき肉でなく豚肉の塊を包丁で叩いていますので日本のものとお肉の食感が良いです。 辛いのが苦手なお客様もいらっしゃるので激辛ではありません。 花椒(中国山椒)はお客様がかけて、お味の調整をしていただいてます。
(写真・説明は仙豆飯店公式ホームページより引用)
次にIさんが提案してくれたのは、鳴子温泉(宮城県大崎市)
中世に一帯を治めていた「遊佐氏」の末裔が温泉宿を営んであり、泉質の良い温泉だというのです。
その中でもIさんが進めてくれたのは「ゆさや旅館」。
名前の通り遊佐氏の末裔が営んでいる旅館の1つで、調べてみると露天風呂はこんな感じ。
(写真はゆさや旅館ホームページより引用)
東京からも決して遠くない土地なので、ゆっくりできそうな場所だと思いました。
最後にIさんが提案してくれたのは、下呂温泉(岐阜県下呂市)。
というのも、あがほ考琲さんのように、騒動の中でも「カンセンタイサク」をせずに営業されていた
「宝島カリー」さん(愛知県豊川市)
スパイシーチキンカレー
香味野菜とカルダモン香るキーマカレー
(写真は宝島カリーホームページより引用)
宝島カリーさんに以前から行きたいと思っていると話したところ、「それならば」と下呂温泉を紹介してくれました。
以前は、友人と食べ歩きのために北海道へ旅行へ行ったことがありました。
最近になって、ようやく自分の行きたいところへ行こうという気持ちになってきたので、IさんやYさんに知恵をお借りしたのです。
温泉好きが温泉に行けない理由
温泉の話が出てきたところで、IさんやYさんが口をそろえて
素晴らしい温泉なのに入れなくなっているところもある
という話をしだすのです。
どういうことなんだろう
そう思っていると、Iさんがある温泉で経験したことを話してくれました。
その温泉は混浴もできる温泉で、温泉好きの間では知られているところなのだそうです。
ただ、一般的な温泉と少し違うのは温度が低いこと。
温泉というと「熱い」というイメージがあるけれど、その温泉は34~35℃程度しかないため長時間入っていることも平気だというのです。
Iさんの目を引いたのは、入口の方からは分かりにくい場所でブツブツ話していた2人組の男性。
なぜ2人組の男性がその場所にいたのか。
おそらくその目的はノーヒントで分かるでしょう。
温泉好きの間では、そんな目的で混浴の温泉を訪れる人を
「ワニ🐊」
と呼ぶのだそうです。
ちょっと生々しすぎましたか?
でも、温泉に長時間浸かりながら、女性が現れるのを待っている2人組の男性は、たしかに「ワニ」にように見えますね。
Iさんも、Yさんも
こういう輩と同じだとみられたくないんですよね~
温泉は好きなんですけど、行きにくくなっちゃいますよね。
と残念がっていました。
これは読めない「難読駅名」
私の旅のコーディネートをしてもらう中で
そういえば、お客さんの名前でキラキラネームを見かけるようになって・・・
と、明らかにアニメのキャラクターや外国人の名前に漢字をあてた名前があるというと、Yさんは
【悪魔くん】なんていましたね~
と、昔ニュースでも話題になった人の話を思い出したようでした。
読みにくい名前をもらってしまうと
「悪魔くん」
親は、それなりの思いがあって名付けたのかもしれませんが、実際に呼ばれる子どもにとっては成長するにしたがってトラブルのもとになっていたはずです。
確かにインパクトはあるけれど、それだけだったことでしょう。
調べたところ、両親は離婚され、父親は1996年に窃盗で、その数年後には強盗と覚せい剤取締法違反で2度も逮捕されていました。
ご本人のことはわかりませんでしたが、おそらく改名しているはずです。
名前って、本当に大切ですよね。
いくら考えても分からない難読駅名
名前の話から、ふとIさんが
そういえばですね~
と、おもむろにノートとペンを取り出して、何やら書き始めました。
マスター、これなんて読むかわかります?飯田線の駅名なんですけど
ノートに書かれた駅名は「為栗」
いやあ~、「ためぐり」って読んじゃうよね。
Yさんは知っているようでしたが、管理人も分からず
他の読み方が考えられないですね。
と、マスターと同じようにしか読めないと伝えると、Iさんは
実はですね~、これ・・・「してぐり」って読むんですよ
意外な読み方に、管理人もマスターも感心するばかり。
調べてみると、為栗駅はこんな場所にあるようです。
- 無人駅
- ホーム 1面1線
- 場所 長野県下伊那郡天龍村平岡字為栗
- 開業 昭和11年
- 一日平均乗車人員 8人(平成23年度)
(写真・説明はしあわせ信州より引用)
さらに、Iさんから
じゃあ、この駅名は何と読むか分かりますか?
とお題が出されます。
- 喜連瓜破
- 大歩危
- 小歩危
- 特牛
この中で読める駅名は見つかりましたか?
ちなみに、管理人は全く分かりませんでした。
ヒントを出すと、上の4駅は次の路線にあるので各鉄道会社のホームページを調べてみると、わかると思います。
- 喜連瓜破(大阪市営地下鉄)
- 大歩危(JR土讃線)
- 小歩危(JR土讃線)
- 特牛(JR山陰本線)
ちなみに、あがほ考琲の「あがほ」は、偶然にも難読駅名の1つである
英賀保駅(JR山陽本線)
の読み方と同じなんです。
英賀保駅(あがほえき)は、兵庫県姫路市飾磨区山崎にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。
(写真・説明はWikipediaより引用)
管理人の旅のコーディネートや、温泉にまつわる意外な話まで、Iさんも、Yさんも、経験に裏打ちされた知識が本当に豊富なんです。
管理人も、コーディネートを参考に旅の計画を立ててみようと思いました。
とても濃くメンズだからこそできる話
今回の「旅ここ会」は男性ばかりだったので、非常に濃い話となりました。
「男同士だから語れること」
行間にはたくさんの話が詰まっています。
女性も一緒に賑やかなおしゃべりも楽しいですが、たまには男性だけでじっくり語る会もいいですね。
「野郎だけで語る会」
なんてのも、あったら面白いかもしれません。
次回は、また賑やかな会になることでしょう。
開催が決定したら、イベントカレンダーでお知らせします。