3月22日、10時から黙食cafeが開催されました。
休みの朝くらいゆっくり寝たい
その気持ちもよく分かります。
とはいえ、週末の朝にあがほ考琲へ来て、マスター特製の和定食を食べる。
1時間だけ、朝食を食べた後は何もせずに静かに過ごす。
この1時間がとても貴重なのだと、体験してみると分かります。

コーヒーの味も変わるのがわかるし。
スマホを見る癖のついてしまった現代だからこそ、「引き算」をしてみることが重要なのです。
今回の和定食


今回のメインは鮭の粕漬け。
冬の寒い時期には、マスターの甘酒にお世話になりました。
その酒粕に漬けた鮭を焼いているので、口に入れるとほのかに甘い香りが漂います。



ご飯何杯でもいけそう
ご飯も炊き込みご飯なので、食が進まないわけがありません。
自分では決して作れないものですから。



今日はおかわりあるから
ご飯をお茶碗に山盛りにしてもらうことはありますが、黙食cafeでおかわりできるとは予想外でした。
もちろん、おかわりしましたよ。
副菜も、鶏のつくねをはじめとして程よい塩梅で作られたお惣菜が並んでいます。
お椀に沈んで見えませんが、お味噌汁の具には牡蠣が入っています。



体調の悪いときは、ぐつぐつ煮て食べれば一発で回復するよ
管理人も、体調の悪いときに牡蠣をぐつぐつ煮出した味噌汁を食べ、翌日には回復した経験があります。
出されたもの1つ1つを噛み締めながら食べると、なんとも幸せな気分に。
とはいえ、管理人は噛むのも速いので、自然と食べるスピードが速くなってしまうのですが・・・💦
朝ご飯を食べ終わると、目を閉じて、今度は静かな時間を味わいます。
人の気配や物音に敏感に
美味しい朝食を噛み締めながら食べて、ゆったりと時間を過ごす。
目を閉じていると、周囲の音に敏感になります。



今、人が通ったな。
- 車のエンジン音
- 自転車の車輪の音
- 人の歩く足音
まるで聞き耳を立てているかのように、ハッキリと聞こえてくるのです。
目は閉じていても、感覚が研ぎ澄まされていきます。
ガタガタ
わずかな物音でしたが、パッと目を開けると、ある男性がお店の入口から去っていくのが見えました。



もしかして、あの方か?
その男性が扉を開けようとした、その音自体は大きくありません。
管理人にとっては、すぐ隣で扉をガチャガチャしているくらいに聞こえたのです。
これが、人間が動物として本来持っている感覚なのでしょうか。
本当にそうなのかは断言できませんが、研ぎ澄まされた感覚はリアルさを増すのがわかりました。
静寂を味わう時間が大切
私たちは常に何かに囲まれています。
普段は意識しようとしないからこそ、意識して見えないものを感じることが大切です。



リセットになるんだよね。
管理人が以前からお伝えしてきたことの1つです。
感覚をリセットする、研ぎ澄ますことは、日常の感じ方も徐々に変えていきます。
知らないうちに背負ってしまったものを、少しずつ落としていく。
黙食cafeは、その良い機会になるでしょう。
美味しい朝食だけを目的に来てもいいんです。
それだけの価値があると、管理人は思います。