10月8日、あがほ考琲で曼荼羅アートのワークショップが開催されました。
講師は、あがほ考琲の常連でもあるTさん。
「技術なんていらなくて、誰でもできるから」
ユーモアを交えて曼荼羅アートの楽しさを伝えていて、その奥深さにハマる人がジワリと増えています。
宗教的なイメージのある「曼荼羅」ですが、曼荼羅アートは宗教的なものとは趣を異にして、自分の中に眠っているものを表現する方法の1つと言えます。
そんな「曼荼羅アート」ワークショップの様子をお伝えします。
曼荼羅アート ペンで描く下準備から
今回は、マンツーマンでのワークショップとなりました。
講師であるTさんと、参加者のMさんが無心になって黒い紙に曼荼羅アートを描いていきます。
描いていくうちに口数少なく
管理人も参加したことがあるから分かるのですが、下準備で線を描く段階から集中してしまいます。
「集中してしまいます」
そう書いたのは、黒い紙と向き合い始めると自然と引き込まれていくからなんです。
Mさんも集中して黒い紙と向き合っていました。
最初は、おしゃべりしながら和やかな雰囲気で進んでいたワークショップも、描き始めると次第に無口になっていき、お互いのアートに集中していきます。
Tさんから下準備としての線の描き方を教えてもらうのですが、線を引く起点の選び方は十人十色。
線の形も、描く人によって全く異なるものになっているのです。
「ここに引いてみても面白いんじゃない」
Tさんはアドバイスをするものの、線を加えるか加えないかは参加者の判断に任せてくれるので、【やらされ感】はありません。
普段は、線を引くための「形」を使うのですが、今回は形を使わずにフリーで線を引いているとのこと。
形を選んで線を引く場合、その人の好みもあるので、ある程度使う形が決まってくるものです。
しかし、今回はフリーのため一層自由度が高いものに。
線を引き終えると、いよいよ色付けに入ります。
下準備ができたら色を付ける段階へ
色付けにはペンをはじめ、マジックやクレヨンなども使います。
色付けを始めると、下準備で描いた線、そして図柄の違いがよりハッキリとしていきます。
さらに集中力が高まり
「もうこんな時間なの!?」
「イタタタ・・・腰が痛い」
テーブルに覆いかぶさるようにして色付けに集中するあまり、時間も忘れて、無理な姿勢になっていることにも気づかないほどです。
線を引くときもそうですが、色付けも当日の体調や気持ちの落ち着き具合によって大きく影響されます。
下準備で同じ線が引かれたとしても、色付けになって以前とは全く違う色を選ぶこともあるのです。
色付けが終わったら、スワロフスキーをアクセントに張り付けることもできます。
色付けだけで終わっても良し。
スワロフスキーでさらに華やかにしても良し。
描く日によって、全く違う世界が創られいくのです。
曼荼羅アート ペンで描けるオリジナルの世界
お二人は、時間も忘れるほど集中して曼荼羅アートを創り上げていきます。
講師のTさんは、慣れた手つきで色付けを決める判断も早く、「さすが」というべきアートを完成させました。
Mさんは細かい作業を長い時間繰り返していて、休憩を挟みながら力作を完成。
今回出来上がったお二人の作品はこちらです。
Tさんの曼荼羅アート
中心から幾重にも円が重なり、彩も鮮やかな曼陀羅アートです。
色使いの多様さも、見る人の目を惹きつけるものになっているのではないでしょうか。
Mさんの曼荼羅アート
中心の花柄のような文様から、波紋のように数多くの点描が広がっています。
大外の円はスワロフスキーを1つ1つ貼り付け、点描とは異なる輝きを放っています。
曼荼羅アートを体験してみよう
最初は何をしていいのか分からなくても、Tさんのアドバイス、そして一緒に曼荼羅アートに取り組む中で、次第に引きこまれていきます。
曼荼羅アートに集中すると、それまで考えていたことが頭の中から消えてしまうのです。
普段の生活では、様々なことに忙しく、自分が何をしようとしていたのか忘れてしまうこともあるでしょう。
曼荼羅アートに取り組むことで頭の中をリセットしてみるのも、整理をつける良い方法ではないでしょうか。
次回は11月14日の予定です。
その他の日でもワークショップを開催可能とのこと。
曼荼羅アートをやってみたいという方は、TさんのX(旧Twitter)アカウントまでメッセージを送ってください。
曼荼羅アートを体験してみませんか?